【塾長の論考】脱資本主義の教育論(後編5本)が長周新聞に掲載されました

長周新聞キャプチャー

創業8年目を迎えるフェイブスクール。

これまで多くの卒業生を見送り、そして彼らが大人になってからの話を聞く機会も増えました。

そうした経験の中で、教育の意味は「どんな学歴を身に付けたか」ではなく、「どんな人生を送れるようになったか」にあるという確信が深まりつつあります。

私自身も2人の子どもの成長を見守る中、これからの世界をどのように自由に(カント的な意味で)生きられるかについて、考えを巡らせております。

しかし、現実には「テストの点」「履歴書に書くための資格取得」といったスパンの短い・スケールの小さいことに腐心して、本来の教育の意義を誰もが見失ってしまいがちです。

こうした現象がいかにして起こるか、そうでない選択肢がいかにして可能かについて、

資本主義の原理や贈与について書かれた本を読みながら、自分なりに思索をしました。

多くの議論は柄谷行人や白井聡に依拠していますが、そこから目の前の現実を紐解くために、

より現実的なことについて、塾で学び合う営みを通じて、理解が深まってきました。

 

以下、長周新聞に掲載された原稿をご紹介します。

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山口新聞リレーエッセイ

山口新聞リレーエッセイ(岡住建郎)

 

2023年10月1日の山口新聞リレーエッセイに掲載されました。

創業した頃に一度受け取ったリレーエッセイのバトンが、約5年をかけて再び戻ってきました。当時は30歳になったばかりで、随分と生意気なことを書きましたが、今回は更に偉そうなことを書いてしまいました。書いた内容に恥じないように頑張ります。

ということで、今回の原稿の全文を掲載します。

 

人生を通じた「継承」に関する考察

~忘れられない恩師たちに寄せて~

 

私たちは無自覚のうちに与え合っている。

何かを受け取り、何かを受け渡す。

その継承に人間社会の本質はある。

 

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